ハロー!音響担当のあゆむです!
今回はマイクケーブルを自宅で自作する方法を紹介いたします!
意外と簡単にできますので是非チャレンジしてみてくださいね〜
「でも、ケーブルってお店に売ってるので良くない?」
自作には多くのメリットがあるんですよ
① お店で買うよりも安く作ることができる
② ケーブルの仕組みを理解することができる
③ 好きな長さで作ることが可能
コネクターとケーブルさえあれば安くてケーブルを作れるので多く作りたい場合などとてもメリットが大きくなってきますね!
それでは、マイクケーブルの作り方をご紹介していきます!
必要な工具、材料
マイクケーブルを作るには様々な工具と材料が必要になりますので簡単にご紹介したいと思います。
ケーブル作りに必要な道具
使用工具はホームセンターに売っている身近なものです
① はんだごて
② カッター 又は ニッパー
③ ワイヤーストリッパー
④ はんだ (今回は音響・AV機器用というものをつかってみました)
他にもいろいろありますが、最低限上記のものがあれば作ることはできます!
はんだごてにはW(ワット)数があり、40W〜の物で大丈夫です。
中には、温度調節が可能なものもあります!
ワイヤーストリッパーはケーブルの中にある配線の被覆を剥くための道具です。
ニッパーやカッターナイフでも剥くことは可能ですが、中の芯線(銅線部分)を誤って切ってしまうことがあるため初心者こそワイヤーストリップの使用をオススメします!
① クランプ (ケーブルやコネクタの固定に便利)
② スケール(ケーブルの長さを測るのに使います)
ケーブル作りに必要な材料
① 切り売り又はリール販売のマイクケーブル(CANARE L4E6S)
② XLRオスコネクター(NC3MXX ノイトリック)
③ XLRメスコネクター(NC3FXX ノイトリック)
切り売りのマイクケーブルにはCANARE、MOGAMI、BELDENなどありますが、私はケーブルに癖がなく巻取りもしやすいCANARE L4E6Sを使いました。
下記ボタン(リンク)よりサウンドハウスさんのマイク切り売りコーナーに行けますので確認してみてください!
また、コネクターにもさまざまなメーカーがあり、NEUTRIK、ITT、ClassicProなどがありますが、物自体もしっかりしていて且つ作りやすいNEUTRIK(ノイトリック)をお勧めいたします!
下記ボタン(リンク)よりサウンドハウスさんのXLRコネクターコーナーに行けますので確認してみてください!
マイクケーブルの作り方
それではマイクケーブルを実際に作ってみましょう!
本当に簡単な作業ですので簡単になれることができますよ〜
配線処理
ケーブルを必要な長さ分切りましょう!
今回私は2mの短めのケーブルを作ってみたいと思います!
一番外側の黒い被覆を剥く
私はカッターナイフを軽く押し当てケーブルをコロコロと転がし薄く被覆に切れ目を入れました。ニッパーを使ってもOKです!
長さとしては先から1.5cm〜2.0cmくらいの場所に切れ目を入れましょう。
この時強くやりすぎると中にある銀色の線(アース線)も切ってしまいますので注意してください。
黒い被覆を切るとスポッと引っこ抜くことができます。
アース線を作る
次に網目状になっている銀色の線(アース線)を先の尖った爪楊枝や千枚通しをつかって解いていきましょう!
このような感じになればOKです!
こんどは、この解いたアース線を指でくるくると束ねましょう。
写真がなくて申し訳ないですが、青線と白線が覆われている紙と糸はこの時に切ってしまいましょう!
芯線を剥いていこう
今度は、青と白の芯線の被覆を剥いていきましょう!
この時に使用するのがワイヤーストリッパーです。
芯線の先端から5mmくらいの長さを剥きましょう。
剥きましたら、画像のように青線は青線、白線は白線と束ねましょう。
コネクターと配線を繋げる
いよいよ半田ごてを使ってコネクターとケーブルを繋げていきます。
ハンダをする前に必ずブッシュをケーブルに通しましょう!
これを忘れちゃうとコネクターが邪魔で入れることができなくなるので要チェックです!
私もたまにやらかしてしまいます・・・
ケーブルとコネクターに予備ハンダをしよう
半田ごてを電源に刺してハンダをする準備をしましょう。
約5分くらいで使用できるようになります。
相当熱くなりますので使用には十分気をつけてください。
事前に銅線やコネクターにハンダを流しておくことです。
これを行うことによりハンダ同士がくっつくため速く綺麗に半田付けを行うことができます。
やけどに気をつけてハンダをつけていきましょう!
多過ぎず少な過ぎずがポイントですので、ここは経験を積みましょう!
ケーブルとコネクターを繋ごう
コネクターには番号があり、そこにケーブルの色を合わせて接続しましょう。
見づらいですが、コネクターの銀色の場所の近くに1、2、3と番号が割り振られています。
番号 | 役 割 | 繋ぐ配線の色 |
---|---|---|
1 | グランド(GND) | 銀 |
2 | ホット(hot) | 青 |
3 | コールド(cold) | 白 |
番号の確認ができたら、ケーブルとコネクターを固定してハンダを流していきましょう。
このようにケーブルを繋ぐことができればOKです!
最後にコネクターにブッシュをはめん込んで片側が完成となります。
差し込む角度などがある場合もありますので確認し奥まで入れてから回して固定しましょう。
これでメス側が完成となります!
どうでしょう?思ったよりも簡単でしょ?
では、オス側も同様に作業を進めていきましょう!
こちらも配線の色と番号を間違えないように注意しつなぎ合わせていきましょう。
これでマイクケーブル1本が完成しましたね!
自分で作った分愛着もあるはずです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
思ったよりも簡単にマイクケーブルを作ることができたかなと思います。
多少時間はかかりますが、DIYで作ることによって、愛着も増しますし、コストパフォーマンスも高くなります!
ギターケーブルやスピコンケーブルなども同様に作ることができますので是非いろいろチャレンジしてみましょう!